chihiro’s archive

重要記録を保存・活用し、未来に伝達することをアーカイブという。

140812 福家堂本舗

 

 


何度も読み返している老舗京菓子屋の三姉妹物語。

三姉弟である自分にはとても共感できる。

京都を舞台にして、三姉妹の末っ子の視点をメインに物語は進行するのだけど、
家族、親戚、婿養子、恋愛、姉妹、が丹念に描かれている。

「人は親になると子供だった時のことを忘れてしまう」という台詞に現れるように、本当に子供だった時の視点、気持ちをしっかり汲み取って漫画にしているのが物凄い。親や一人っ子になったら共感できないものなのかもしれないが、
後世に残したいキョウダイ物語の珠玉の名作。

☆☆☆☆☆

140811 カリオストロの城

モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第2作。
当時38歳宮崎駿の映画初監督作品。
偽札、ヒロインの登場、オープニングから展開に至るまで、完成された息もつかせぬ展開。
ルパンと次元の絡みや、銭形のとっつぁんとの休戦協定、
「俺のポケットには大きすぎらぁ。」という名台詞。

自分はラピュタの次にカリオストロの城が好きです。

 

ルパン三世 カリオストロの城 [DVD]

利休にたずねよ

名物ばかりが横行していた信長の時代。意外性で魅せて、名物がなくても茶会ができることを証明した利休。

道具に頼らない演出をし、利休という人が出るもてなしが、世を掌握した。

美しさを見出すことに生涯をかけた利休。

その理由が描かれてる映画。
理由はさておき、
断片的ではあるけど、利休の生涯を描いて分かりやすい映画でした。

規制の概念とは違う価値を見出した利休は凄いな。

☆☆☆★★
利休にたずねよ 通常版 [DVD]

140810クマのプーさん ルーの楽しい春の日

 

くまのプーさん/ルーの楽しい春の日 [DVD]
 

 


☆☆☆★★
イースターを祝う習慣が日本には無いのでピンとこないけど、
ルーを中心にイースターを巡るドタバタ劇。
大好きな誰かと祝うことがとても大事だというルーとラビットの言葉。

英語の言葉遊びという意味では前作の映画がとても良かったです。
エンドロールも前作の方が凝っていて好きです。

140809 ウォルトディズニーの約束

 

 

メリーポピンズの原作者であるPLトラバースにフォーカスした作品。

何処まで本当の話なのか。
エンドロールのPLトラバースへのインタビューはリアリティがある。

クマのプーさん不思議の国のアリスなど原作をアニメーション化することで拡大したディズニーカンパニー。
世界中の子供達が見る名作の裏には、原作者であるAミルンや、ルイスキャロルが存在し、オリジナルではない作品が多い。
版権に厳しいディズニーカンパニーが実は一番の版権荒らしなのではないだろうか。

しかし、ライオンキングもそうだけど、ずるいけどうまいなと思う。
原作を世界的に有名したということでは素晴らしいことだ。
原作を明らかにして欲しいけども。

でも個人的には例えば子供が生まれたらディズニーだけを見せ続けたくないなと思う。王子様が登場して王女は何もかもがうまく行くとか、アメリカ的思考は理解できなくもないが、ジブリは遥かにアジア人的発想で、主人公が強さを持っている気がするので。自分が子供の頃からジブリ見てたせいもあるかも知れないけど。

☆☆☆★★

監督;ジョンリーハンコック
キャスト;トムハンクス、エマトンプソン
原題 ;Saving Mr. Banks
製作年;2013年
制作国;アメリカ
配給 ;ディズニー
上映時間;126分

刑務所の中

制約の中での充実した生活とはなんだろうか?

食、睡眠、日々の生活の中での些細な楽しみ。

自由を奪われた環境下では、用便や労働すら楽しいことになる。
手を上げないと小便できないのは辛い。

制約のある方が充実した生活となるのかもしれない。
日々の中での些細なことがとても大事に感じる映画。

南極料理人同様、異常な環境での
日々の出来事がとても大事に描かれていると思う。

良い映画でした。

しかし、山﨑努はいいなぁ。
なんてったって、声がいい。

☆☆☆☆★

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○初公開: 2002年
○監督: 崔洋一
○上映時間: 93分
○脚本: 崔洋一中村義洋、 鄭 義信
○出演者:山崎努香川照之田口トモロヲ松重豊窪塚洋介椎名桔平大杉漣

ブログ再編

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祖父母と母や叔父が育った広島。

広島の式典を見ていて思うこともありました。

学生時代に作成していたHPがPCの故障により焼失してしまいました。
記憶や経験のアーカイブとして、考えたことを整理・保存するためにも重宝していたのでとても残念なことです。

フェイスブックはコミュニケーションツールとしては有効ですが、
記録の保存やカテゴライズに関しては扱いづらい所があるので、
この機会に再編することにしました。

2014.08.06
加藤千尋